Jackeryの大容量ポータブル電源を探していると、気になるのが「2000 New」と「2000 New V2」です。
名前だけを見ると、
「V2の方が新しいなら、全部性能が上なのでは?」
と思ってしまいますよね。
ところが、Jackeryから提供されたスペック表を見ると、両モデルは容量やバッテリー寿命、UPS性能などがかなり近く、単純に「V2だから上位」と考えるだけでは違いが分かりません。
2000 Newは2,042Wh・17.9kg。
2000 New V2は提供資料上では2,042Wh・18.6kgとなっています。
今回は、Jackeryから提供された比較資料と公式情報をもとに、2000 Newと2000 New V2の違いを詳しく見ていきます。
さらに、前回紹介した1500 Newから2000Whクラスへ容量を上げる必要があるのかについても考えてみましょう。
今回注目したいのは次のポイントです。
- 2000 Newは2,042Whの大容量
- 定格出力2,200W
- 2000 Newは約17.9kg
- V2は提供資料上で約18.6kg
- リン酸鉄リチウムイオン電池を採用
- 約4,000回の充放電サイクル
- UPS機能に対応
- 1500 Newより506Wh大容量
- 防災や長期の車中泊にも使いやすい
1000 New V3や1500 Newと比較すると、いよいよ**「大容量ポータブル電源」らしいスペック**になってきます。Jackery公式サイト
Jackery 2000 Newとは?

Jackery 2000 Newは、2,042Whの容量と定格出力2,200Wを備えた大容量ポータブル電源です。
Jackery公式で確認できる2000 Newの主要スペックは次のとおりです。
| 項目 | 2000 New |
|---|---|
| 容量 | 2,042Wh |
| 定格出力 | 2,200W |
| 瞬間最大出力 | 4,400W |
| 重量 | 約17.9kg |
| サイズ | 335×264×292mm |
| バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン |
| サイクル数 | 約4,000回 |
| UPS | 対応 |
| ソーラー入力 | 最大400W |
2,000Whを超える容量がありながら、重量は約17.9kg。
Jackeryは2000 New発売時、CTB(Cell-to-Body)構造を採用することで内部スペースの利用効率を高め、小型・軽量化したことを特徴としていました。
定格出力も2,200Wあるため、キャンプ用品だけではなく家庭用家電まで幅広く使えるスペックです。Jackery公式サイト
「Jackeryというメーカー自体を詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています。」
2000 New V2との違いは?

ここが今回の記事で一番気になる部分でしょう。
Jackeryから提供された比較表では次のようになっています。
| 項目 | 2000 New | 2000 New V2 |
|---|---|---|
| 容量 | 2,042Wh | 2,042Wh※ |
| 重量 | 17.9kg | 18.6kg |
| サイズ | 335×264×292mm | 365×255×269mm |
| サイクル数 | 4,000回 | 4,000回 |
| UPS | 20ms | 20ms |
※Jackery提供比較表の数値。現在の公式製品ページにはV2について2,048Whとする記載もあるため、購入時には販売ページの最新仕様を確認してください。
意外なのは、V2だからすべての数値が2000 Newより上というわけではないことです。
特に重量を見ると、
2000 New:17.9kg
2000 New V2:18.6kg
となっており、提供資料上では2000 Newの方が約700g軽量です。
一方、サイズは形状が変わっています。
2000 Newは、
335×264×292mm
V2は、
365×255×269mm
です。
V2は横幅が広くなった一方、奥行きと高さが抑えられています。
単純な「大きい・小さい」ではなく、本体形状が変わっていると考えた方が分かりやすいでしょう。
容量2,042Whはどのくらい?

2000 New最大の魅力は、やはり2,042Whという容量です。
前回紹介した1500 Newは1,536Wh。
その差は、
506Wh
あります。
約500Whというと、小型ポータブル電源1台分に近い容量です。
この差は、短時間の使用ではそれほど感じないかもしれません。
しかし、
ポータブル冷蔵庫を長時間動かす
電気毛布を一晩使う
ノートPCで仕事をする
照明やスマートフォンも同時に使う
といった使い方になると、容量の余裕が効いてきます。
Jackery公式では2000 Newについて、60Wの車載冷蔵庫を最大72時間使用できる目安も示しています。
もちろん実際の稼働時間は家電の動作状況や使用環境によって変わります。
それでも、1泊だけではなく連泊や長時間使用を考えやすい容量帯です。Jackery公式サイト
定格2,200Wで家庭用家電にも対応しやすい

容量と同じくらい重要なのが出力です。
2000 Newは、
定格出力2,200W
瞬間最大4,400W
に対応しています。
2,200Wまで対応できれば、
電子レンジ
炊飯器
電気ケトル
ドライヤー
ホットプレート
ポータブル冷蔵庫
など、消費電力の大きな家電も候補に入ります。
ただし、複数の高出力家電を同時使用すると定格出力を超える可能性があります。
「2,200Wだから何でも同時に使える」という意味ではありません。
使用する家電の消費電力を確認しておきましょう。
2000Wh超で17.9kgは持ち運べる?

2000 Newで注目したいのが重量です。
約17.9kg。
1000 New V3の10.6kgと比べれば、当然かなり重くなります。
しかし、これまで紹介したモデルと並べてみると面白いです。
| モデル | 容量 | 重量 |
|---|---|---|
| 1000 New V3 | 1,024Wh | 10.6kg |
| 1500 New | 1,536Wh | 14.5kg |
| 2000 New | 2,042Wh | 17.9kg |
| 2000 New V2 | 2,042Wh※ | 18.6kg |
約500Wh容量が増えるごとに、本体重量も段階的に増えています。
2000 Newになると「気軽に片手で持ち歩く」というより、
車からキャンプサイトへ移動する、自宅の保管場所から必要な場所へ運ぶといった使い方が現実的でしょう。Jackery公式サイト
「17kg台は重いと感じる方は、14.5kgの1500 Newも比較してみてください。」
約4,000回使えるリン酸鉄バッテリー
2000 Newはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
Jackery公式では、約4,000回の充放電サイクル後も工場出荷時の約70%の容量を維持するとしています。
1日1回という単純計算なら、4,000回は10年以上に相当します。
そのため、
「災害が起きたときだけ使う」
のではなく、
普段は家庭で使用
↓
休日はキャンプ・車中泊
↓
停電時は非常用電源
という日常使いもしやすくなっています。
ここは1500 Newとの違いにも注意してください。
1500 New:6,000回
2000 New:4,000回
です。
容量が大きい2000 Newの方がサイクル数まで多いわけではありません。Jackery公式サイト
AC充電も速い
大容量モデルで気になるのが充電時間です。
2,000Wh以上あると、
「一晩充電しないと満タンにならないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし2000 Newは、Jackery公式で緊急充電モードなら最短約1.7時間と案内されています。
通常の高速充電についても約2時間が目安です。
2,000Whクラスを数時間以内に充電できるので、
「翌日使いたいのに充電を忘れていた」
「台風が近づいているので急いで充電しておきたい」
といった場面でも対応しやすくなっています。Jackery公式サイト
ソーラー充電にも対応
2000 Newは最大400Wのソーラー入力に対応しています。
家庭用コンセントが使えない状況でも、JackeryのSolarSagaシリーズなどを組み合わせれば太陽光から充電できます。
これはキャンプだけでなく、防災でも重要です。
停電が長期化すると、ポータブル電源に残っている電気を使い切った後どうするかという問題が出てきます。
ソーラーパネルがあれば、天候などの条件はあるものの、外部から電力を補充する手段を確保できます。Jackery公式サイト
車中泊なら2000Whの余裕が活きる

2000 Newは車中泊との相性がかなり良い容量です。
例えば、
ポータブル冷蔵庫
電気毛布
照明
スマートフォン
ノートPC
炊飯器
電気ケトル
などを組み合わせる使い方です。
1泊なら1000 New V3でも十分なケースがあります。
しかし、
2泊・3泊する
冷蔵庫を常時稼働する
冬に電気毛布を使う
車内で仕事もする
となると、2,042Whの余裕が魅力になります。
逆に、1泊中心で使用する家電も少ないのであれば、2000 Newでは容量を持て余す可能性があります。Jackery公式サイト
防災では「長時間使える」ことが強み

2000 Newは、防災用としても検討しやすいモデルです。
停電すると必要になるのはスマートフォンだけではありません。
冷蔵庫
照明
Wi-Fiルーター
テレビ
パソコン
扇風機
など、生活に必要な機器があります。
容量が2,000Whを超えると、
「どれか1台を動かす」から「必要な機器へ電力を振り分ける」
という使い方がしやすくなります。
さらにUPS機能にも対応。
停電時には20ms未満でポータブル電源からの給電へ自動的に切り替えるとJackery公式で案内されています。
家庭で普段からバックアップ電源として使いながら、非常時にも活用できるわけです。Jackery公式サイト
1500 Newと2000 Newならどちら?

ここはかなり迷うところです。
| 項目 | 1500 New | 2000 New |
|---|---|---|
| 容量 | 1,536Wh | 2,042Wh |
| 定格出力 | 2,000W | 2,200W |
| 重量 | 14.5kg | 17.9kg |
| サイクル数 | 6,000回 | 4,000回 |
| UPS | 10ms | 20ms |
2000 Newの方が容量は506Wh多く、出力も200W高くなります。
一方で1500 Newは、
約3.4kg軽い
という大きなメリットがあります。
さらに提供資料では、サイクル数も1500 Newの方が多くなっています。
1500 Newが向いている人
持ち運ぶ機会が多い。
1~2泊程度の車中泊が中心。
1,500Whあれば十分。
できるだけ軽くしたい。
こうした人なら1500 Newが使いやすいでしょう。
2000 Newが向いている人
連泊することが多い。
冷蔵庫などを長時間動かしたい。
防災用として容量を重視する。
複数の家電を使いたい。
多少重くても電池残量に余裕が欲しい。
こうした人なら2000 Newが候補になります。Jackery公式サイト
2000 Newの注意点
2000 Newにも購入前に確認しておきたい点があります。
17.9kgある
軽量化されているとはいえ、17.9kgはそれなりの重量です。
階段を頻繁に上り下りしたり、長距離を持ち歩いたりする用途には向きません。
1500 Newよりサイクル数が少ない
1500 Newは約6,000回。
2000 Newは約4,000回です。
容量が大きいから寿命も上というわけではありません。
ソーラー入力は最大400W
2,042Whという容量に対して最大400Wなので、ソーラーだけで満充電するには時間が必要です。
天候によっても発電量は大きく変わります。
2000 Newはこんな人におすすめ
2000 Newが特に合いそうなのは、
- 1500Whでは容量が不安
- 車中泊で連泊する
- ポータブル冷蔵庫を長時間使う
- 高出力家電を使いたい
- 防災用として2,000Wh以上欲しい
- 家庭でもバックアップ電源として使いたい
- 20kgを超えるモデルは避けたい
という人です。
2000Whクラスになると、単なる「アウトドア用バッテリー」ではなく、
家庭の非常用電源としても本格的に使える容量になってきます。Jackery公式サイト
まとめ|2000 NewとV2は用途で確認
Jackery 2000 Newは、
2,042Wh
定格2,200W
約17.9kg
約4,000サイクル
という大容量ポータブル電源です。
1500 Newより506Wh容量が増えるため、車中泊の連泊や防災用途では余裕が生まれます。
一方、重量は14.5kgから17.9kgへ増えるため、持ち運びやすさとのバランスを考える必要があります。
そして2000 New V2については、Jackery提供資料では2000 Newと容量・サイクル数・UPS性能が近く、主に重量や本体サイズなどに違いがあります。
ただし、現在のJackery公式ページにはV2について提供資料と異なる容量表記も確認できるため、V2を購入する場合は販売ページに掲載されている最新仕様を確認することをおすすめします。
1000 New V3、1500 New、2000 Newと見てくると、選び方はかなりシンプルになってきます。
軽さを優先 → 1000 New V3
容量と携帯性のバランス → 1500 New
長時間使用・防災の安心感 → 2000 New
という考え方です。



