キャンプ・アウトドアに最適な車総まとめ｜走破性・快適性・積載性で選ぶ理想の1台

結論から申しますと、走破性・快適性・積載性を全て備えている車は求めるとキリがないので、

「走破性を重視するならSUV、快適性ならミニバン、手軽さなら軽バン」

かなと。

今回のポイント

走破性・快適性・積載性
どんな車種がおすすめ？
各車種おすすめポイントは？

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1. SUV編｜走破性と積載性のバランスが取れた万能タイプ

アウトドア車の王道といえば、やはりSUVです。

高い地上高と4WDによる走破性、そして車内の広さやルーフキャリア対応による積載力が魅力。

未舗装路や河原、林道などの悪路でも安心して走れる点が最大の強みです。

● トヨタ RAV4 PHV

キャンプ仕様として非常に注目されているのが「RAV4 PHV」。

プラグインハイブリッドモデルでありながら、アウトドア向け装備が充実しています。

特にAC100V・1500Wのコンセントを2カ所に搭載しており、車中泊や電気グリル、ポータブル冷蔵庫などもそのまま使用可能。

バッテリーは18.1kWhと大容量で、災害時のバックアップ電源としても心強い存在です。

給電機能があることで、テントサイトでのスマホ充電や照明の使用、電子ケトルまでカバーできる点は他車にはないアドバンテージです。

価格帯：約460万〜
駆動方式：4WD（E-Four）
外部給電：1500Wコンセント付き
こんな人におすすめ：装備に妥協せず、どこでも快適に過ごしたい方

● 日産エクストレイル

アウトドア派から長く支持されているエクストレイル。

最新モデルでは電動パワートレイン「e-POWER」と4WD制御「e-4ORCE」によって、滑りやすい斜面でも安定した走行性能を実現しています。

荷室やラゲッジスペースには防水加工が施されており、濡れたテントや泥の付いたギアをそのまま積めるのも魅力のひとつ。

まさに「汚れても安心」な本格アウトドア仕様です。

価格帯：約370万〜
駆動方式：4WD（e-4ORCE）
防水ラゲッジ：あり
こんな人におすすめ：濡れものや泥汚れを気にせずアウトドアを楽しみたい人

● トヨタランドクルーザープラド

本格クロカンの象徴ともいえるプラド。

キャンプやアウトドアだけでなく、雪道・河川敷・山道といった厳しい環境でも安心して走れる点が魅力です。

ラダー型フレームと本格4WD機構により、あらゆる地形に対応。

ルーフトップテントを載せたり、トーイングでトレーラーを牽引したりと、多様な拡張性を持つのもプラドの魅力です。

価格帯：約470万〜
駆動方式：4WD（フルタイム）
アウトドア対応：高
こんな人におすすめ：悪路・本格キャンプ地へのアプローチを重視する方

出典：トヨタ自動車WEBサイト

● スズキジムニーシエラ

コンパクトで軽量ながら本格的な悪路走行に対応する「小さな巨人」。取り回しやすく、林道や狭い山道にも難なく入っていけます。

ラゲッジスペースは限られますが、ルーフラックの装着やシートアレンジによってカバー可能です。

また、撥水シートや防汚加工が施されているため、アクティビティ後の使用にも強いのが特長です。

価格帯：約220万〜
駆動方式：パートタイム4WD
燃費性能：やや低め（約13〜14km/L）
こんな人におすすめ：ソロキャンパーや林道探索が好きな人

出典：スズキ公式サイト

2. ミニバン編｜家族キャンプや車中泊に最適な大空間

キャンプやアウトドアを家族やグループで楽しむなら、圧倒的な室内空間を誇るミニバンが選択肢に挙がります。

車内が広く、床面もフラットにできる車種が多いため、車中泊にも最適です。

シートアレンジの柔軟性、スライドドアの利便性、荷物の積みやすさなど、ファミリーにとってはまさに「動くキャンプベース」と言えます。

● ホンダステップワゴン AIR／SPADA

新型ステップワゴンはアウトドア志向のファミリー層から絶大な支持を受けています。

最大の特徴はその「わくわくゲート」や広大な荷室空間。

シートをすべてフラットにすれば、大人2人が余裕で横になれる車中泊仕様になります。

また、ハイブリッドモデル「e:HEV」は静音性と燃費のバランスも良好。

子供連れキャンプでも快適な移動が可能です。

価格帯：約330万〜
乗車人数：7〜8人
おすすめポイント：ファミリー向けの快適性と収納力の高さ

出典：ホンダ公式サイト

● トヨタアルファード／ヴェルファイア

高級ミニバンの代名詞ともいえるアルファード・ヴェルファイアも、アウトドアでの快適性を求める層に支持されています。

豪華な内装ながら2列目キャプテンシートを倒せば快適な休憩スペースを確保でき、キャンプ場でもひときわ存在感を放ちます。

ハイブリッドモデルでは車中給電にも対応しており、家電を使用したキャンプも可能。

価格帯：約550万〜
外部給電：1500Wコンセント搭載モデルあり
おすすめポイント：高級感と快適性を両立させたい人に

出典：トヨタ自動車WEBサイト

● 日産セレナ e-POWER

日産のセレナもまた、ファミリーキャンパーにとって非常に使い勝手の良い1台です。

最大の特徴は「e-POWER」による電動走行と、車内コンセント（1500W）による外部給電の利便性。

車内泊でもアイドリング不要で空調を利用できるのは大きなアドバンテージです。

価格帯：約330万〜
電源出力：1500W
おすすめポイント：快適な電動走行と給電機能が魅力

3. 軽自動車編｜ソロキャンプや街乗りとの両立にも

維持費を抑えつつ、気軽にキャンプへ行きたいなら軽自動車という選択肢も外せません。

最近では軽とは思えないほどの車内空間を持つモデルが増えており、車中泊対応のギアと組み合わせることで、1〜2人用の快適なキャンプ仕様が完成します。

● ホンダ N-VAN

N-VANはキャンパーやDIY愛好家に大人気の軽バン。

助手席を含む全席フルフラット可能で、荷室空間は驚くほど広く、車中泊にも完全対応。

横開きのスライドドアと跳ね上げ式リアゲートで、荷物の出し入れも非常にスムーズです。

また、公式から“+STYLE FUN”というキャンプ向けグレードも登場しており、純正アクセサリーも豊富に揃います。

価格帯：約150万〜
乗車人数：2〜4人
おすすめポイント：DIYと相性抜群のフルフラット軽

● スズキスペーシアギア

軽ハイトワゴンにSUVテイストを加えた人気モデル。

丸目のヘッドライトやギア専用カラーがアウトドア心をくすぐります。

シートは防水加工されており、汚れたウェアや濡れたギアでも気にせず積めるのが嬉しいポイント。

さらに、燃費性能も優れており、街乗りから郊外のキャンプ場までストレスなく走れます。

価格帯：約170万〜
おすすめポイント：おしゃれで実用的なアウトドア軽

4. 外部給電付きモデル編｜家電も使える快適キャンプの新定番

近年、キャンプシーンにおいて「電気のある快適なキャンプ」がトレンドになりつつあります。ACコンセントを搭載し、家庭用電化製品が使用できる車は、まさにその筆頭です。特に災害時の電源にもなるため、防災としての価値も高まっています。

● 三菱アウトランダーPHEV

PHEV（プラグインハイブリッド）のパイオニアであるアウトランダーは、アウトドアカーとしても高評価。

大容量バッテリーによって最大10日分程度の電力を供給可能。

キャンプ場でも電気毛布、電気グリル、プロジェクターなどを安心して使えるので、まるで移動する“電源車”。

また4WD性能も申し分なく、冬キャンプや悪天候でも高い安心感を誇ります。

外部給電：1500Wコンセント、V2H対応
価格帯：約450万〜
こんな人におすすめ：電気ありきの快適キャンプを目指す人

出典：三菱自動車公式サイト

● トヨタハリアー（ハイブリッドモデル）

ハリアーもまたスタイリッシュなSUVでありながら、1500W給電機能を搭載。

外観は都会的ですが、キャンプ場においてもその静粛性・快適性が際立ちます。

電気ケトルやノートパソコンの充電はもちろん、ポータブル扇風機などの軽家電も対応可能。

オートキャンプ場やグランピング風キャンプにぴったりの1台です。

価格帯：約430万〜
外部給電：1500W ACコンセント
こんな人におすすめ：アウトドアでも快適なライフスタイルを追求する人

5. 車中泊を快適にするためのポイント

キャンプ用の車を選ぶ際、必ず検討しておきたいのが「車中泊のしやすさ」です。

実際に車内で寝泊まりする場合、単に車内が広いだけでは不十分です。

以下のポイントを押さえることで、より快適な車中泊が可能になります。

● フルフラットシートの有無

シートを倒して完全にフラットにできる構造は、車中泊において最重要ポイントのひとつです。

段差や傾斜があると熟睡できず、翌日のアクティビティにも影響が出ます。

N-VANやステップワゴン、フルフラット対応のSUVは車中泊適性が高いと言えるでしょう。

● 車内の遮光性・断熱性

外部からの光を遮るためにカーテンやシェードは必須。

また、冬場や高地では断熱対策も重要です。

車種によっては純正のシェードキットが用意されているため、検討の際にはその有無も確認しましょう。

● ベッドキットやマットの活用

市販のベッドキットやエアーマット、車中泊専用のインフレータブルマットを使えば、限られたスペースでも快適な寝床を作ることができます。

軽バンやミニバン向けには車種専用のキットも多く販売されています。

6. アウトドアに適した車の選び方ガイド

アウトドア用の車を選ぶ際、つい「見た目」や「ブランド」に目が行きがちですが、実用性や使い勝手を見極めることが重要です。

以下の視点をもとに、自分に合った一台を選びましょう。

● 1. 荷物の積載能力は十分か？

キャンプにはテント、シュラフ、クーラーボックス、焚き火台など、想像以上に多くの荷物が必要です。

特にファミリーキャンプではラゲッジスペースの広さは絶対条件。

シートを倒したときの荷室サイズや床のフラットさを確認しましょう。

● 2. 燃費性能と走行性能のバランス

遠方のキャンプ地まで何度も出かけることを考えると、燃費性能は維持費に直結します。

また、山間部や悪路を走ることもあるため、最低地上高や4WD性能もチェックポイントとなります。

● 3. 車中泊のしやすさ

先述の通り、フルフラットシート、遮光性、車内の広さなどを考慮した車中泊性能も重要です。

さらに給電機能があれば、より多機能で快適な車中泊が可能になります。

● 4. 家族構成やキャンプスタイルとの相性

ソロキャンプなら軽自動車やコンパクトカー、グループキャンプならミニバンやSUVなど、使用人数やキャンプスタイルに応じたサイズ感・機能性を見極めましょう。

7. 各車種の総合比較一覧

最後に、各ジャンルごとに紹介した人気車種を「積載力」「車中泊性能」「電源機能」「価格」の4項目で比較してみましょう。

車種名	積載力	車中泊性能	電源機能	価格帯
ランドクルーザー250	◎	○	△	約520万〜
ジムニーシエラ	○	△	×	約220万〜
ステップワゴン	◎	◎	○	約330万〜
アルファード	◎	◎	◎	約550万〜
N-VAN	○	◎	×	約150万〜
スペーシアギア	△	○	×	約170万〜
アウトランダーPHEV	◎	◎	◎	約450万〜
ハリアーHV	○	○	◎	約430万〜