キャンプや車中泊で家電を使いたい。
停電や災害に備えて、家庭でも電源を確保しておきたい。
そんなときに活躍するのが「ポータブル電源」です。
数多くのメーカーがポータブル電源を販売していますが、その中でもよく名前を見かけるのがBLUETTI(ブルーティ)。
小型・軽量モデルから1,000Whを超える大容量モデル、さらに家庭のバックアップ電源として使える大型モデルまで幅広く展開しています。
最近では日本向けに展開されているAORAシリーズも充実し、キャンプ・車中泊・日常使い・防災など、目的に合わせて製品を選びやすくなっています。BLUETTI公式サイト
この記事では、
「BLUETTIってどんなメーカー?」
「他のポータブル電源と何が違う?」
「キャンプや車中泊にも使える?」
「防災用としても使える?」
といった疑問に答えながら、2026年9月時点のBLUETTI公式情報をもとに、特徴や強みを分かりやすく紹介します。
- 小型から3,000Whクラスまで幅広いラインアップ
- 日本向けに展開されている「AORAシリーズ」が充実
- リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルを展開
- 日常使い・防災・車中泊・キャンプと用途が幅広い
- ソーラーパネルや走行充電器など周辺製品も充実
- 製品によって1〜6年の保証が用意されている
こちらの記事もポータブル電源の記事となってます↓
BLUETTI(ブルーティ)とは?

BLUETTIは、ポータブル電源を中心に、
ポータブル電源、家庭用バックアップ電源、拡張バッテリー、ソーラーパネル、走行充電器、各種アクセサリーなどを展開しているブランドです。
単純に「大きなモバイルバッテリーを販売しているメーカー」というより、電気を作る・貯める・持ち運ぶ・車で充電するといった電源環境をトータルで展開しているメーカーと考えたほうが分かりやすいでしょう。
例えば、
ポータブル電源+ソーラーパネル
なら、キャンプや災害時に太陽光を利用して充電できます。
ポータブル電源+走行充電器
なら、車で移動しながらポータブル電源を充電する環境も作れます。
さらに大容量モデルでは、家庭の停電対策まで視野に入れられます。
現在のBLUETTI公式サイトでも、利用シーンとして**「日常使い」「防災対策」「車中泊」「キャンプ」**を大きく打ち出していますBLUETTI公式サイト
BLUETTIの大きな特徴はラインアップの広さ
BLUETTIの特徴の一つが、ポータブル電源の選択肢が非常に多いことです。
特に分かりやすいのが、日本向けに展開されているAORAシリーズ。
現在の公式サイトでは、AORAシリーズとして小型の128Whクラスから3,000Whを超えるモデルまで展開されています。BLUETTI公式サイト
代表的なモデルを比較すると次のようになります。
| モデル | 容量 | 定格出力 |
|---|---|---|
| AORA 10 | 128Wh | 200W |
| AORA 30 V2 | 288Wh | 600W |
| AORA 100 mini | 1,004.8Wh | 700W |
| AORA 100 V2 | 1,024Wh | 1,800W |
| AORA 100 | 1,152Wh | 1,800W |
| AORA 200 | 2,073.6Wh | 2,200W |
| AORA 300 | 3,014.4Wh | 2,000W |

これだけ容量に幅があると、
「スマホやランタンの充電が中心」
という人と、
「ポータブル冷蔵庫や家電を使いたい」
という人、
さらに、
「停電時に家庭用家電をできるだけ長く使いたい」
という人では、まったく違うモデルを選べます。
つまり現在のBLUETTIは、
「大容量ポータブル電源のメーカー」というより、小型から大容量まで用途に合わせて選べるメーカー
と考えたほうが実態に合っています。
日本向け「AORAシリーズ」に注目
BLUETTIを検討するなら、まず知っておきたいのがAORAシリーズです。
BLUETTI公式ではAORAシリーズについて、日本のユーザーのニーズに応えるために設計されたポータブル電源と説明しています。BLUETTI公式サイト
しかもAORAシリーズは、単純に容量違いを並べているだけではありません。
例えば、
AORA 10は128Wh・200Wで重量約1.8kg。
ちょっとした外出やスマートフォンなどの充電に使いやすい小型モデルです。
AORA 30 V2は288Wh・600Wで約4.3kg。
持ち運びやすさと出力のバランスを取ったモデルです。
AORA 100 miniは1,004.8Whありながら、定格出力を700Wに抑え、約10.7kgというコンパクトさを重視しています。
そしてAORA 100 V2は1,024Wh・1,800W。
容量と出力のバランスが取れており、車中泊・キャンプ・防災など幅広い用途を考えやすいモデルです。
さらに大容量が必要なら、2,073.6Wh・2,200WのAORA 200や、3,014.4Wh・2,000WのAORA 300があります。BLUETTI公式サイト
このように、
「何Wh必要なのか」だけでなく「どれくらいの出力が必要なのか」
まで考えて選べるのがAORAシリーズの面白いところです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルを展開

ポータブル電源を長期間使用するなら、内部に使われているバッテリーにも注目したいところです。
BLUETTIでは、AORAシリーズをはじめ、リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO₄)を採用したモデルを展開しています。
リン酸鉄リチウムイオン電池は、熱安定性やサイクル寿命の面でポータブル電源と相性のいいバッテリーです。
例えばAORA 100 V2について、BLUETTI公式は4,000回の充放電サイクルを案内しています。BLUETTI公式サイト
キャンプで年に数回使うだけではなく、
普段使い+キャンプ+車中泊+防災
といった形で繰り返し利用したい人にとって、バッテリー寿命は重要なチェックポイントになります。
純正弦波・日本仕様100V
ポータブル電源では「容量」だけでなく、AC出力の品質も重要です。
BLUETTIでは日本向け製品で、家庭用コンセントと同じ100V環境を意識した製品を展開しています。
特に家電を使用するときに重要なのが純正弦波です。
ただし、
「BLUETTIならどんな家電でも使える」
というわけではありません。
例えばAORA 30 V2は600W、AORA 100 V2は1,800W、AORA 200は2,200Wと定格出力が異なります。BLUETTI公式サイト
電子レンジ、電気ケトル、ドライヤー、IH調理器など消費電力の大きな家電を使用する場合は、使いたい家電の消費電力とポータブル電源の出力を確認してから選ぶ必要があります。
日常使いにも使える
ポータブル電源というと、
「キャンプ用品」
「災害が起きたときだけ使うもの」
というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかしBLUETTI公式では、利用シーンの一つとして日常使いも紹介しています。
例えば自宅で、
スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、Wi-Fiルーター、扇風機などの電源として利用できます。
普段から使っておけば、いざ停電したときに、
「使い方が分からない」
ということも防ぎやすくなります。
防災用品として押し入れにしまっておくのではなく、普段から使いながら災害にも備えるという使い方ができます。
キャンプとの相性もいい

BLUETTIはキャンプ用電源としても使いやすいラインアップになっています。
例えばキャンプでは、
LEDランタン、スマートフォン、ポータブル冷蔵庫、扇風機、電気毛布、ノートパソコン、小型調理家電などに電源が必要になることがあります。
小型モデルなら持ち運びやすさを優先できますし、家電を多く使うなら1,000Wh以上のモデルも選択できます。
さらにBLUETTIではソーラーパネルも展開しており、ポータブル電源とのセット商品も販売しています。BLUETTI公式サイト
日中に太陽光で充電しながら使用するという、キャンプならではの使い方も可能です。
車中泊ならCharger 1・Charger 2にも注目

個人的にBLUETTIで特に面白いと思うのが車中泊との組み合わせです。
車中泊では、
ポータブル冷蔵庫、照明、スマートフォン、タブレット、扇風機、電気毛布など、意外と多くの電気を使います。
そこで問題になるのが、
「使ったポータブル電源をどこで充電するのか?」
ということ。
BLUETTIには、この問題を解決するための走行充電器があります。
現在は、
Charger 1:最大560W
Charger 2:最大1,200W
がラインアップされています。[BLUETTI公式サイト]
車で移動している時間を利用してポータブル電源を充電できるため、
夜:車中泊で電気を使う
↓
翌朝:残量が減っている
↓
次の目的地まで車で移動
↓
走行中に充電
↓
次の車中泊で再び使用
という電源環境を作りやすくなります。
特にポータブル冷蔵庫を長時間使用する車中泊では、かなり相性のいい組み合わせでしょう。
なお、車両やポータブル電源によって接続条件が異なるため、Chargerシリーズを導入する際は対応状況を確認する必要があります。
ソーラーパネルも豊富
BLUETTIはソーラーパネルも展開しています。
今回確認した公式サイトでは、100W、220W、350W、500Wクラスなど複数のソーラーパネルが紹介されています。
さらに、
AORA 100 V2+ソーラーパネル
AORA 200+ソーラーパネル
AORA 300+ソーラーパネル
といったセットも用意されています。[BLUETTI公式サイト]
キャンプで使うだけでなく、停電が長期化した場合に「コンセント以外から充電できる」というのは防災面でも大きなメリットになります。
拡張バッテリーにも対応
BLUETTIには拡張バッテリーもあります。
ただし、ここは少し注意が必要です。
すべてのポータブル電源に拡張バッテリーを接続して容量を増やせるわけではありません。
例えば公式では、AORA 100およびAORA 100 V2について、拡張バッテリーによる容量拡張には対応していないと案内しています。[BLUETTI公式サイト]
一方で、大型システムではB300KやB500Kなどの拡張バッテリーも用意されています。
そのため、
「あとから容量を増やしたい」
という人は、本体を購入する段階で拡張性まで確認しておいた方がいいでしょう。
防災用ポータブル電源としても注目

ポータブル電源は、キャンプや車中泊だけのものではありません。
停電時には、
スマートフォン、照明、Wi-Fiルーター、扇風機、冷蔵庫などの電源確保にも利用できます。
BLUETTI公式でも、AORAシリーズを防災用途として積極的に紹介しています。
またBLUETTIは、一般社団法人日本ポータブル電源協会(JPPSA)の正会員であることを公式サイトで公表しています。
同サイトではBLUETTIのポータブル電源について、防災安全協会から推奨されていることも案内されています。[BLUETTI公式サイト]
特に防災目的なら、
「何日分の電気を確保したいのか」
「停電時に何を動かしたいのか」
から逆算して容量を選ぶことが重要です。
スマートフォンアプリに対応したモデルもある
BLUETTIには専用アプリがあり、対応モデルではスマートフォンから本体の状態確認や設定などを行えます。
これは車中泊でも便利です。
例えばポータブル電源を車の荷室に置いている場合、本体を直接確認しなくてもスマートフォンから状態をチェックできるモデルがあります。
ただし、アプリへの対応状況や利用できる機能は製品によって異なります。
購入するモデルの仕様を確認してください。
ワイヤレス充電は全モデル共通ではない
今回いただいたBLUETTIのPR資料には、
「ワイヤレス充電が大きな特徴」
とありました。
ただし、これは少し注意した方がいい表現です。
BLUETTIには非常に多くのポータブル電源があり、すべてのモデルがワイヤレス充電に対応しているわけではありません。
そのため、
「BLUETTI=ワイヤレス充電対応」
と考えるのではなく、購入予定の製品ごとに出力ポートやワイヤレス充電の有無を確認した方が確実です。
保証は製品によって1〜6年
BLUETTIのPR資料には「二年間以上の製品安心保証」とありましたが、現在の公式情報ではもう少し正確に表現できます。
BLUETTI公式では、購入日から1〜6年間の長期保証としています。
例えば、
AORA 10は36か月、AORA 30 V2は60か月、AORA 100 V2は60か月、AORA 300は60か月、AC60/AC60Pは72か月です。
一方、ソーラーパネルなどには12か月保証の製品もあります。[BLUETTI公式サイト]
つまり、
「BLUETTIなら全部5年保証」
でも、
「すべて2年以上」
でもありません。
製品によって保証期間が異なるので、購入前に確認しておきましょう。
BLUETTIはどんな人に向いている?

BLUETTI公式サイトの利用シーンを見ると、非常に分かりやすく分類されています。
日常使い・防災対策・車中泊・キャンプ
の4つです。[BLUETTI公式サイト]
特に、
キャンプでポータブル冷蔵庫や家電を使いたい人
車中泊で電源を確保したい人
停電や災害への備えをしておきたい人
ポータブル電源を普段から使いたい人
には検討しやすいブランドでしょう。
さらにソーラーパネルやChargerシリーズなどの周辺機器まで用意されているので、
「ポータブル電源を1台買って終わり」ではなく、用途に合わせて電源環境を発展させたい人
にも向いています。
BLUETTIを選ぶ前に知っておきたい注意点
ここまで見るとメリットばかりに感じますが、BLUETTIにも選ぶ際の注意点があります。
それが、
製品が多くて、初めての人には違いが分かりにくいこと。
AORAだけでも複数モデルがあり、さらにACシリーズ、Apex&Pioneerシリーズなどがあります。
そこへ、
ソーラーパネル、拡張バッテリー、Chargerシリーズまで加わります。
初めて公式サイトを見た人なら、
「結局、どれを買えばいいの?」
となっても不思議ではありません。
また、容量だけで選ぶのもおすすめできません。
例えばAORA 100 miniは約1,000Whありますが出力700W、一方AORA 100 V2は同じ約1,000Whクラスでも出力1,800Wです。
つまり、
容量=どのくらい長く使えるか
出力=どのくらい大きな家電を動かせるか
という両方を見る必要があります。
まとめ|BLUETTIは小型から大容量まで選択肢が豊富
BLUETTIは、ポータブル電源だけでなく、ソーラーパネル、拡張バッテリー、走行充電器などを幅広く展開するブランドです。
特に現在は、日本市場を意識したAORAシリーズが充実しています。
128Wh・200WのAORA 10から、3,014.4Wh・2,000WのAORA 300まで、必要な容量や出力に合わせて選べます。
さらに、
日常使い
キャンプ
車中泊
防災
という幅広い用途に対応できるのもBLUETTIの特徴です。
キャンプならソーラーパネル。
車中泊ならCharger 1・Charger 2。
家庭のバックアップを重視するなら大容量モデルや対応する拡張システム。
このように、用途に合わせて電源環境を組み立てていけます。
一方で製品数が多いからこそ、BLUETTIを初めて購入する人にとって一番難しいのが、
「自分にはどのモデルが合っているのか?」
という問題です。
そこで次の記事では、AORA・AC・Apex&Pioneerシリーズの違いを整理しながら、BLUETTIのおすすめポータブル電源を容量・出力・用途別に比較していきます。
「キャンプならどれ?」
「車中泊なら?」
「防災目的なら?」
というところまで、分かりやすく比較していきます。


